唐津城と桜がインスタ映え~ 


天守閣と桜

佐賀県の唐津湾に面し、舞鶴城と呼ばれる美しい白い城があります。小高い山の上、海に突き出た感じの唐津城。お城を囲むように桜が咲き、虹の松原と唐津湾を一望できる眺めは絶景。桜の季節、青い空と海をバックに、唐津城と桜を楽しみ、唐津の街をぶらぶら散策しよう!

唐津城を築城したのは、豊臣秀吉の家臣

豊臣秀吉の家臣、寺沢広高(てらざわ ひろたか)が、1602年から7年かけ唐津城を築城。なぜ、豊臣秀吉の家臣が? 実は唐津から近い呼子にある名護屋城に関係があります。名護屋城は、豊臣秀吉が朝鮮出兵の拠点にしたお城、普請をしたのが寺沢広高。寺沢広高は唐津藩初代藩主に。

唐津城は、満島山という小高い山の上に建てられ、唐津湾を行き交う船を監視していました。明治に入り、唐津藩がなくなると、唐津城は廃城に。その後、本丸跡が舞鶴公園として開放、天守閣も再建され、唐津観光のシンボルとして、多くの人から親しまれています。

唐津城
唐津城

唐津城へのおすすめの行きかた

唐津駅から歩いて唐津城へ、帰りは旧高取邸、唐津神社や旧唐津銀行などをまわりながら、ぶらぶらと唐津のまちを散策するのがおすすめ。

唐津駅の曳山像の前を通り、京町商店街を抜け、川に沿って唐津城の方へ歩いて行きましょう!

ぶらぶら歩いて約20分。城内橋に着きます。橋の手前から見る唐津城は素晴らしい! 唐津城と桜の景色は抜群ですね。橋を渡ると、広い駐車場があります。道を渡り唐津城へ。 

石段を登って、舞鶴公園へ

行きは230 段の階段を登りましょう! 階段を登ると、立派な藤棚があります。4月終わりには、樹齢100年以上の藤の花の見頃を迎え、多くの人で賑わいますよ。本丸は天守台、二の丸は藩主の住居、三の丸は藩士の住居、外には町人のすまいがありました。1877年から本丸跡が舞鶴公園として一般に開放されていますよ。

舞鶴公園から見る桜と唐津湾の景色は絶景!

藤棚を通り、天守閣を見上げながら行くと、舞鶴公園が見えてきます。舞鶴公園の桜は満開! 美し~い♪ 前を見ると唐津湾や虹の松原が見れます。

天守閣は観光のため再建

立派な天守閣ですが、築かれたという記録がなく、観光用として1966年に再建されたものです。1階は観光案内、2階は中世から近世の唐津の歴史、3階は唐津焼、5階は展望フロアになっています。有料で中に入ることができますよ。展望フロアからの景色も素晴らしい!  

天守閣
そびえ立つ天守閣

唐津城のほかにも見所がたくさん

唐津のまちには、唐津城の他にも見所がたくさんあります。旧高取邸、唐津神社、旧唐津銀行など。行きとは違う道を通り、ぶらぶら散策するといいですね。

石垣の散歩道

行きは階段、帰りはエレベーターで下りてもいいですね。有料ですが100円です。旧高取邸の方へ、石垣の散歩道を行きます。敵からの侵入を防ぐために作られたもの。苔に覆われているのが、風情がありますね。海に面し、数軒の宿や食事処があります。松の木の並木道を通っていくと、旧高取邸に着きます。

和と洋が融合した建築美、旧高取邸

旧高取邸は幕末から戦後にかけて栄えた杵島炭鉱の炭鉱主、高取伊好(たかとりこれよし)の邸宅。内部に能舞台がある立派な邸宅です。

唐津くんちが開催される唐津神社

白い鳥居が印象的な唐津神社。755年に創建され、唐津藩主の祈願所でした。唐津神社は唐津くんちが開催されることで有名ですね。唐津くんちは、毎年11月に14台の曳山が唐津のまちを巡行する祭り。唐津神社の近くに、曳山展示場もあります。時間があれば寄ってみるのもいいですね。

歴史的建造物の旧唐津銀行

旧唐津銀行は、1912年に完成した赤レンガ作りの建物。東京駅を設計した辰野金吾博士の弟子が設計した歴史的建造物です。昔の銀行の様子がわかりタイムスリップしたみたい♪ 昔使っていた金庫も見せてもらいました。

唐津城と唐津のまち巡りをしよう!

唐津のまちはコンパクトで、唐津城をはじめ旧高取邸や唐津神社など見所があり、ゆっくり散策するのがおすすめです。唐津は海の幸が豊富なので、イカをはじめ海鮮ランチを食べたり、素敵なカフェで一休みするのもいいですね。唐津はざる豆腐の発祥の地でもあるので、川島豆腐店に寄ってみてはいかがですか?


カテゴリ: 日本の旅文化 

執筆者のプロフィール

執筆者:立花みゆ

最初の海外旅行はニューカレドニア
帰りの飛行機はダブルブッキング
シンガポール経由で帰る羽目に...

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