
太宰府天満宮は日本有数の梅の名所。1月下旬に御神木の飛梅が咲きます。一重、八重など豊富な種類の梅。かぐわしい梅の香りに包まれて太宰府天満宮を散策しましょう!
目次
太宰府天満宮とは
太宰府天満宮とは菅原道真公(天神さま)をお祀りした全国天満宮の総本営です。学問の神様として有名。1月下旬に飛梅が咲き3月まで梅の花を楽しめます。

太宰府天満宮の梅
太宰府天満宮に約2000種、6000本の梅が咲きます。1月下旬に一番早く咲くのが「飛梅」。飛梅は一夜のうちに京都から太宰府に飛んできたと言われています。

極早咲、早咲、中咲、遅咲、極遅咲など1月下旬から3月上旬まで花が咲きます。見頃は2月中旬から3月上旬。

太宰府天満宮には3人の梅守り人がいます。梅の枝を剪定したり、肥料を与えたり、梅の実を取り梅を守っているとのこと。梅の枝は一年で1~2mも伸びます。一年後に美しい梅の花の満開を迎えるように剪定してるようです。
御神木「飛梅」の伝説
901年右大臣であった菅原道真は藤原氏の陰謀により左遷されます。道真は幼いころより梅に親しんできました。道真を慕った梅は左遷された道真を追い、一夜にして京都から太宰府の道真の元に飛んできたとのこと。

「東風(こち)吹かば匂いおこせよ梅の花 あるじないとて春なわすれそ」菅原道真が詠んだ和歌。春風が吹いたら、匂いを送ってくれ、梅の花よ。主人がいないからといって、春を忘れてはならないぞ。という意味です。

本殿の梅
本殿の前の紅梅は満開です。見事! 八重の梅かな。

枝垂れ梅もはかなく美しい♪

心字池の梅
太鼓橋がかかっている心字池のまわりに紅梅、白梅が咲いています。

紅梅と白梅が重なり合いきれいですね♪
紅梅と池 白梅と紅梅
太鼓橋の上からも梅がきれい♪ 右奥に休憩所や東神苑の梅が見えます。
太鼓橋横の白梅 橋から見える白梅 梅
東神苑の梅
菖蒲池の横にある東神苑の梅も咲いています。東神苑の手前は文書館。
文書館前の梅 白梅
白梅、紅梅や桃色の梅。枝垂れ梅が見事に咲いています♪
東神苑の梅 桃色の梅 枝垂れ梅
この道を奥へ進むと九州国立博物館へ。

北神苑の梅
本殿を奥へ行くと北神苑の梅林があります。茶坊や食事処で梅が枝餅を食べながら一休みするのがおすすめ。
茶房横の枝垂れ梅 食事処の枝垂れ梅
この道を行くと天開稲荷社に続きます。

太宰府天満宮境内の梅の種納め所
梅の種納め所は1845年建立。古来より梅の種には天神さまが宿ると言い伝えられています。梅の種を大事に納める所。梅の種は食べてはいけないんですね。

太宰府天満宮のお守り
太宰府天満宮では学業成就のお守りが人気です。梅のデザインが描かれたかわいいお守り。

太宰府天満宮の朝拝の記事はこちら
太宰府天満宮で梅のお土産
太宰府天満宮の参道はたくさんのお店が並んでいます。せっかく梅を観に来たので梅にまつわるお土産を購入。
梅が枝餅
太宰府天満宮では梅が枝餅が有名です。参道には何軒もの梅が枝餅のお店があるので食べ比べするといいですね。

特に有名なのは参道からすぐの「きくち」です。1951年創業。なめらかな甘さが特徴。2階の喫茶コーナーでは飲み物と一緒に梅が枝餅が楽しめます。

梅の実ひじき
えとやの「梅の実ひじき」も人気。ひじきに梅がたっぷり入っています。さわやかなご飯のおともです。
えとや 梅のみひじき 梅がたっぷり梅の実ひじき
その他の梅にまつわるお土産
梅の香りがするお香、梅の香りの入浴剤、こしあんを京麩焼きで最中にした「梅守」や「梅豆」など梅の名が付くお土産がたくさんあります。素敵なお土産を見つけましょう!

太宰府天満宮の満開の梅まとめ
菅原道真公をお祀りした太宰府天満宮。太宰府天満宮の梅は2月から3月初旬が見頃です。太宰府天満宮の境内は広いのでゆっくり梅が枝餅を食べたり一休みしながら梅を楽しみましょう。