![朝拝](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/03/2023-03-02_08-36-53_744-200x200.jpeg)
太宰府天満宮は菅原道真公が祀られています。全国天満宮の総本宮。1000年以上多くの人から学問の神様として親しまれています。2月から3月にかけて梅が見頃。梅の香りに包まれ境内を散策。初めて朝拝に参加した様子をお伝えします。
目次
太宰府天満宮とは
太宰府天満宮は全国天満宮の総本宮。年間1,000万人の参拝者があります。菅原道真公(天神様)が祀られています。菅原道真公は学問、至誠や厄除けの神様として有名。特に受験シーズンは受験合格や合格のお礼参りに多くの人が訪れます。
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菅原道真は詩人、教育者であり政治家でした。中国語が堪能。日本で最初の百科事典「類聚国史」を編纂した人です。 901年右大臣であった菅原道真は藤原氏の陰謀により太宰府へ左遷。太宰府天満宮の本殿は菅原道真公の墓所に建立。棺を引いていた牛がとまった場所と伝えられています。
参拝モデルコース
参拝モデルコースは、鳥居→御神牛・菅原道真の歌碑・延寿王院→大鳥居→太鼓橋・心字池・志賀社・今王社→鷽像・麒麟像→手水舎→桜門→飛梅→御本殿で朝拝
鳥居をくぐり一番人気の御神牛へ
太宰府天満宮駅下車。参道を天満宮の方へ歩いて行きます。いつもはすごい人ですが朝はお店が開いていないので静けさに包まれています。
![朝の参道](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/03/2023-03-02_07-35-01_477.jpeg)
左手に太宰府天満宮の石碑が見えます。平安時代は天満宮安楽寺、その後天満宮、宰府天神や安楽寺天満宮と呼ばれていました。1947年太宰府天満宮と正式名称が決定。
![太宰府天満宮の石碑](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/03/2023-03-02_07-35-11_561.jpeg)
一の鳥居をくぐります。
![鳥居](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/03/2023-03-02_07-35-18_674.jpeg)
一番人気の御神牛
一の鳥居の正面に一番人気の御神牛があります。いつも人が並んでいます。「頭が良くなりますように!」と祈りながら御神牛の頭を撫でます。 境内には11体の御神牛があります。桜門前の御神牛も訪れましょう!
御神牛
御神牛の右側には菅原道真の歌碑があります。「東風(こち)吹かば匂いおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ」。太宰府に左遷される菅原道真の自宅の庭にある梅の木。これから直接見れなくなると悲しい気持ちを詠んだ和歌です。
![菅原道真公の歌碑](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/03/2023-03-02_07-36-58_092.jpeg)
御神牛の奥にあるのが延寿王院です。幕末に尊皇派や西郷隆盛、坂本龍馬が出入りした場所。
![延寿王院](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/03/2023-03-02_07-37-19_222.jpeg)
太鼓橋を渡ります
石鳥居の前で礼をします。石鳥居をくぐり太鼓橋へ。石鳥居は700年前に建立されました。九州では最古の石鳥居。
石鳥居 石鳥居の説明
心字池にかかる橋が太鼓橋です。池が漢字の心の字に形造られており心字池と呼ばれています。
![心字池](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/03/2023-03-02_07-40-10_700.jpeg)
心字池には3つの橋がかかっています。太鼓橋、平橋、太鼓橋。三世一念の仏教思想である過去、現在、未来を表しています。橋を歩きながら身を清めます。 真ん中は神様が通る道なので歩いてはいけないとのこと。
太鼓橋 平橋 鳥居と本殿が見えます
橋を渡る途中に今王社や志賀社があります。志賀社は1458年再建された国の重要文化財。海の神様である綿津見三神が祀られています。和風・唐風・天竺風の様式からなる福岡県内最古の神社建築。残念ながら志賀社は現在保存修理工事中です(2023年3月現在)。
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麒麟像・鷽像、手水舎、御神牛から桜門へ
太鼓橋を渡ると右手に麒麟像と鷽像があります。麒麟は空想上の聖獣。頭は狼、胴体は鹿、足は馬、尻尾は牛です。徳をもって世をおさめる王者の象徴と言われています。鷽は天神さまの守り鳥。人の嘘などを誠に替え幸せを運んでくれると信じられています。
![麒麟の像](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/03/2023-03-02_07-42-44_084.jpeg)
右側に手水舎があります。手水舎の鉢は宝満山の御影石の一枚岩から作ったもの。6m×4m×2mの大きさで日本最大級です。
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桜門に入る前に右手にある御神牛へ。11体ある御神牛の内唯一福岡県指定文化財。御神牛の頭、腰や肩など治したい部分を触ります。自分の同じ部分も同じく触ると回復すると言われています。
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桜門をくぐり本殿へ
桜門は1914年再建。回廊外側と内側が異なる珍しい桜門。桜門の奥に本殿が見えます。
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大提灯が三個下がっています。桜門両脇には天神様のお守り役。
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本殿前の飛梅
左遷された菅原道真を慕った梅。一夜にして京都から太宰府に飛んできたと言われています。
飛梅 飛梅(白梅)
紅梅や枝垂れ梅が咲いています。
本殿前の紅梅 本殿前のしだれ梅
梅のデザインのかわいいお守りやおみくじもあります。学業成就、航空安全守りや梅実守が人気です。
絵馬やお守り 交通安全のお守りなど 学業成就のお守りなど
朝拝
朝拝は8:30から本殿の前で始まります。現在仮殿が建設中で狭い空間での朝拝。
朝拝
御本殿は430年前に小早川隆景公が再建しました。五間社流造で築400年以上経過。豪壮で華麗な様式です。国の重要文化財。
横からの本殿 本殿
124年ぶりの御本殿の大改修
太宰府天満宮は25年毎に式年大祭が行われてきました。2027年に菅原道真公が薨去(こうきょ)されてから1125年という大きな節目。124年ぶりに大改修がおこなわれます。2023年2月から5月中旬まで特別な仮殿が建設中です。
その他の見どころ東神苑、北神苑、天開稲荷神社や九州国立博物館
宝物殿は「五言絶句」の掛け軸や硯など約5万点が収蔵されています。ミュージアムショップではオリジナルグッズも買えます。
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本殿裏には「梅の種」納め所や中島神社など末社があります。
「梅の種」納め所 中島神社
樟の杜を通り天開稲荷神社に行きます。
樟 天開稲荷社
帰りは東神苑の梅を見たり、茶房で梅が枝餅を楽しめます。
食事処の枝垂れ梅 茶房横の枝垂れ梅
文書館を通り北神苑へ。北神苑は梅林や菖蒲池があります。2月から3月には梅、6月には菖蒲がきれい! お休み処や売店もあるので一休みするのもいいですね。
東神苑の梅 文書館前の梅
太宰府天満宮の梅の記事はこちら
北神苑を進むと九州国立博物館に行きます。
九州国立博物館
太宰府天満宮のまとめ
太宰府天満宮は年間1100万人が訪れます。特に1月から3月にかけ年末年始や受験合格の祈願、梅の花見など。人が少ない朝拝は心が洗われるような清々しさです。2023年には仮殿、2027年には新しい本殿が完成します。見逃せませんね♪