博多の総鎮守として1200年以上続く櫛田神社


櫛田神社

櫛田神社は757年創建。1200年以上博多の人に「お櫛田さん」として親しまれています。日本三大祇園祭りの一つである博多祇園山笠は櫛田神社の神事。商売繁盛や不老長寿の神様として拝められている櫛田神社を参拝しましょう。

櫛田神社の基本情報

名称櫛田神社
住所福岡市博多区上川端1-41
開門時間4:00~22:00 (社務所 9:00~17:00)
駐車場約120台(有料、参拝者・祈願者は無料サービスあり)
アクセスGoogle map
行き方地下鉄の場合:祇園駅から歩いて5分
車の場合:福岡都市高速道路の呉服町ランプ下車

2023年3月に新しく福岡市地下鉄の櫛田神社前駅がオープン。便利になります。

新櫛田神社駅
新櫛田神社駅

櫛田神社の歴史と祭神

757年創建。平清盛が佐賀県神埼市の櫛田宮を博多に移転。その後荒廃したが、1587年豊臣秀吉が社殿を建て復興しました。

櫛田神社説明
櫛田神社説明

櫛田神社の中殿に大幡主大神(櫛田大神)、左殿に天照皇大神(天照大神)、右殿に素盞鳴尊(祇園大神)が祀られています。

櫛田神社の御利益・お守り・御朱印帳

櫛田神社は商売繁盛、不老長寿、家内安全、開運厄除、花守、旅行安全、学業成就、金運、仕事運、健康息災、干支守などのご利益があります。

お守りで人気があるのは「身代御守」。木のお守りで首からかけます。伝統工芸の博多織を使った「叶守」もおしゃれなお守り。銀杏の葉っぱのチャームがついています。「HAPPY TRAVEL A CHARM」は国内外の観光客に人気。おみくじは日本語だけでなく英語、韓国語、中国語や台湾語など多言語に対応。

御朱印帳の中で一番人気なのは「にわかせんべいの御朱印帳」。博多山笠をモチーフにした御朱印帳や二〇加せんぺい(にわかせんぺい)柄の御朱印帳もあります。

櫛田神社で参拝しよう

櫛田神社には3つの門があります。一番大きな門が桜門。

桜門をくぐる時上を見ましょう。干支恵方盤があります。恵方(えんぎ)を知り季節を分け時を刻む干支恵方盤。大晦日に新しい年の恵方を示すように矢印を回転させるそうです。

干支恵方盤
干支恵方盤

桜門から入ると右手に手水舎。祇園山笠が彫ってあります。手を清めましょう!

手水舎
手水舎

正面には3祭神の神紋が飾られている中神門。中神門の奥が拝殿・本殿です。

櫛田神社
櫛田神社

拝殿には見事な龍の彫刻があります。天井には祇園山笠の子どもの姿やかわいいお多福の面などが描かれています。

櫛田神社境内の見どころ

櫛田神社境内には祇園山笠の飾り山、霊泉鶴の井戸や銀杏など見どころがたくさんあります。

大きな祇園山笠の飾り山

拝殿の左側にあるのが大きな祇園山笠の飾り山です。国重要無形民俗文化財。一年中飾り山を見れます。

飾り山笠
飾り山笠

博多祇園山笠は7月1日から15日まで開催。7月15日午前4時59分に追い山が始まります。一番山笠から順に櫛田入り。約5kmの追い山コースをかけ時間を競います。勇壮な姿に感動!

追い山笠
追い山笠

霊泉鶴の井戸

霊泉鶴の井戸は拝殿の右側。3匹の鶴が囲んでいます。本殿の地下からの水。不老長寿の水と言われています。現在は残念ながら飲めません。

霊泉鶴の井戸
霊泉鶴の井戸

銀杏

櫛田神社の桜門近くには神社の神木である大きな銀杏があります。直径約190cm。本樹保存記念碑に樹齢1000年以上と書かれています。

櫛田の銀杏
櫛田の銀杏

本殿の左側に夫婦銀杏があります。夫婦円満、縁結びや子孫繁栄を願います。

白鳳の力石

力石とは力だめしをする石のこと。有名な力士、白鳳の力石も奉納されています。

力石
力石

その他花本大神の句碑や櫛碑など

花本大神とは松尾芭蕉の神号「花本大明神」のこと。博多では江戸中期から明治にかけ芭風俳諧が広く好まれていたそうです。花本大神の隣に恵比寿神社があります。

櫛碑は櫛への日頃の感謝と技術向上への成就を願うもの。9月4日は「くしの日」です。境内を歩いていると千亀、神馬や神牛など見どころがたくさん。

裏参道を散策

稲荷神社がある裏参道を歩きます。博多を復興した時に使われた博多べい。土堀には戦災で山積したがれきが埋め込まれています。

博多べい
博多べい

連なる鳥居や紅い洋服を着たキツネが印象的な注連縣稲荷神社。

櫛田宮、白龍権現社・児安社、松尾神社など末社を見て回ります。白龍権現社は金運のパワースポット。

博多歴史館には見事な刀剣や豊臣秀吉の朱印状などが展示されています。

櫛田神社まとめ

博多の総鎮守として1200年以上も敬まれてきた櫛田神社。地元の人から「お櫛田さん」と呼ばれ、祇園山笠の追い山が駆け巡る神社として有名です。日本一大きなお多福面や博多おくんちも有名です。櫛田神社を見て回りましょう!

日本一大きなお多福面の記事はこちら


カテゴリ:日本の旅文化 

執筆者のプロフィール

執筆者:立花みゆ

最初の海外旅行はニューカレドニア
帰りの飛行機はダブルブッキング
シンガポール経由で帰る羽目に...

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