![市役所から見た熊本城](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/06/2023-06-15_12-41-48_525-200x200.jpeg)
熊本城は見事な築城技術から日本三名城の一つと言われています。加藤清正が築城した熊本城。軟攻不落の堅城。2016年の熊本地震で石垣が崩落。2019年から特別公開が始まりました。復興した天守閣をご紹介します。
目次
熊本城400年の歴史
加藤清正の時代 | 1607年加藤清正が隈本城の領主 1607年新城(熊本城)完成 |
細川忠利の時代 | 1632年細川忠利が熊本城藩主 藩校「時習館」を二の丸に開校 |
近代 | 1877年西南戦争直前の火災で天守などが焼失 西郷隆盛の薩摩軍の猛攻に耐える |
現代 | 2016年熊本地震で石垣の崩落、建造物の倒壊 2019年特別公開スタート 2021年天守閣の復旧が完了 |
難攻不落の熊本城
難攻不落の熊本城の3特徴。第1に武者返しの石垣。敵の侵入を防ぐため石垣が急勾配に作られています。第2に忍び返し。忍者の侵入を防ぐため、下向きにびっしり鉄串が並んでいます。第3に籠城を想定した造り。地下通路が造られ、約120の井戸が掘られています。
熊本市役所から熊本城を見ましょう!
熊本城の全景を見るために熊本市役所に行きます。14階が展望ロビー。
![広大な熊本城](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/06/2023-06-15_12-40-19_917.jpeg)
広大な熊本城が目の前に広がります。熊本城の広さは東京ドーム21個分の広さ。熊本城は「熊本の誇り」ですね。
![市役所から見た熊本城](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/06/2023-06-15_12-41-48_525.jpeg)
天守閣が青空に向かって伸びています。黒漆柿渋の色が勇壮!
熊本城へ
広大な熊本城。市電の辛島駅→加藤清正像・長塀→行幸坂→特別公開南口を目指します。
![熊本城と加藤清正像](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/06/2023-06-14_12-37-21_053.jpeg)
加藤清正像
加藤清正は勇敢な武将。賤ケ岳の7本槍の一人と言われています。1588年肥後国(熊本)の領主に。治水などの土木技術に優れていました。
![加藤清正像](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/06/2023-06-14_12-40-11_671.jpeg)
長塀
長塀は坪井川に面して242m続いています。熊本地震で一部倒壊。2021年に復旧が完了。
![長塀](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/06/2023-06-14_12-41-03_273.jpeg)
馬具櫓は地震で崩壊。現在復元中です。
![復興中の馬具櫓](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/06/2023-06-14_12-44-16_525.jpeg)
行幸坂をゆっくり進みます。南口券売所でチケットを買い特別見学通路を行きます。特別見学通路は高さ6m、長さ350m。
数寄屋丸二階御広間
特別見学通路から数寄屋丸二階御広間が見えます。かつて茶会や歌会が行われていた場所。地震で石垣の一部が崩壊したままです。数年後解体され復元される予定。
![数寄屋丸二階御広間](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/06/2023-06-14_12-50-05_446.jpeg)
本丸御殿
天守閣がこんなに近くに見えます。
![天守閣](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/06/2023-06-14_12-51-18_180.jpeg)
本丸御殿大広間は熊本城藩主の居間や大広間があった場所です。桃山時代の武家風書院造。
![](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/06/2023-06-14_12-51-25_910.jpeg)
二様の石垣
二様の石垣は古い石垣(右側)に新しい石垣(左側)が築き足された石垣です。武者返しと言われる急勾配の石垣。 石垣が美しいですね。
![二様の石垣](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/06/2023-06-14_12-52-57_756.jpeg)
天守閣へ
天守閣も地震で被害を受けましたが2021年に復旧が完了しました。本丸御殿大広間の闇り(くらがり)通路を通ります。全国の城の中でも珍しい地下通路。
![闇り通路](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/06/2023-06-14_12-57-15_255.jpeg)
通路を通ると天守閣の広場に着きます。大天守と小天守。雨風や虫などから守るため黒漆柿渋で塗られています。
![天守閣](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/06/2023-06-14_12-58-34_705.jpeg)
天守閣の入り口は地下1階の小天守の穴蔵です。かつては台所として使われていました。井戸が見えます。
![穴蔵](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/06/2023-06-14_13-12-10_526.jpeg)
1階は天守軸組模型など天守の構造やデザインが見れます。
![天守軸組模型](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/06/2023-06-14_13-15-44_091.jpeg)
縮尺3分の1の御上段の模型。中には美しい襖が見れます。
![御上殿模型](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/06/2023-06-14_13-18-17_113.jpeg)
瓦の模型
![](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/06/2023-06-14_13-19-32_358.jpeg)
2階は甲冑や火縄銃のレプリカ。3・4階は熊本城の修理や復元。6階は展望フロアです。熊本の市街地を一望できます。
![熊本市街の景色](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2023/06/26526827_s.jpg)
その他の見どころ
北ルート・宇土櫓
今回南ルートを通りましたが北ルートもあります。(2023年現在北口は日祝日のみ)。五階建ての宇土櫓は国指定重要文化財です。
桜の馬場 城彩苑
熊本城南口へ行く行幸坂の反対側に桜の馬場 城彩苑があります。お食事所やお土産所があるので帰りに一休みしましょう。
熊本城の基本情報
名称 | 熊本城 |
住所 | 熊本市中央区本末1-1 |
営業時間 | 9:00~17:00(最終入園16:30) |
休園日 | 年末(12月29日~12月31日) |
公式HP | 熊本城HP |
アクセス | Google map |
入園料 | 800円(高校生以上) 300円(小・中学生) |
復元した熊本城のまとめ
2019年の地震の後2021年天守閣が復元。特別見学ルートができ高い位置からお城が見えます。まだ一部復元途中のものがありますが熊本城を十分楽しめますよ。三大名城の一つ熊本城に足を運んでみませんか?