![列車](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2021/11/2021-11-20_13-07-47_832-200x200.jpeg)
景色を見ながら食事を楽しむ観光列車が今人気急上昇中です。西鉄初の観光列車「ザ レール キッチン チクゴ」は福岡から大牟田または大宰府までの観光列車。地域の食材を使った美味しい料理が味わえます。まちの魅力を再発見できる旅をしてみませんか?
目次
赤いチェック柄がかわいい「ザ レイル キッチン チクゴ」
「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO(ザ レイル キッチン チクゴ)」は西日本鉄道が2019年3月から運行している観光列車です。地域の職人の技が詰まった列車。列車の外装は有名グラフィックデザイナーである福岡南央子氏のデザイン。キッチンクロスをイメージした赤と白のチャックがかわいいですね。
![列車](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2021/11/2021-11-20_13-07-47_832.jpeg)
「ザ レイル キッチン チクゴ」の詳細・予約はこちら
西鉄福岡(天神)駅から出発
「ザ レイル キッチン チクゴ(地域を味わうランチ 筑後の旅)」は西鉄福岡(天神)駅を11時51分に出発します。西鉄福岡駅は通勤、通学や買い物客でいつも賑わっている駅。青い列車からたくさんの人が乗り降りしています。3番線に赤と白のチェックの列車。かわいいですね!
福岡(天神)駅 列車の正面 列車
お出迎えの看板とベンチ。ベンチに座って写真をパチリ。電車の中をのぞくとテーブルがセットされています。格子状の渋い青、落ち着いたテーブルと椅子、期待が高まります♪ 列車に乗り込むとウエルカムドリンク。
看板とベンチ ホームから見る車内 ウエルカムドリンクがお出迎え
列車の外装・内装はエキスパートの結集!
「ザ レイル キッチン チクゴ」のテーマは「ちょと特別で、でも誰かの家に招かれたような落ち着いた空間」。列車内は大川家具、城島瓦、八女竹、久留米絣など地域の伝統産業を活かしたデザインになっています。
大川家具は居心地抜群♪
列車内の家具は大川家具。重量感がありますね。天然素材のテーブルと椅子は一つ一つ模様が違います。 居心地がいい♪
![テーブルセット](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2021/11/2021-11-20_11-42-23_099.jpeg)
大川市は日本有数の家具の産地。470年の歴史があります。大川では主に広葉樹が使われます。一般住宅で使われているのはスギやヒノキなどの針葉樹。広葉樹は硬くて重く傷つきにくい特徴があります。
![大川家具](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2021/11/2021-11-20_11-42-08_892.jpeg)
城島瓦の壁や床
床や壁には約400年の歴史を持つ城島瓦が一部使われています。久留米市城島町は原料の粘土と築後川の水に恵まれた地域。城島瓦は風雨に耐えられる強度と耐寒性があります。深みのある光沢が美しい「いぶし銀」が特徴。
竹編みの天井
八女の竹を使った竹編みの天井。手編みで作られているそうです。
![八女竹の天井](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2021/11/2021-11-20_12-14-16_297.jpeg)
乗務員さんの制服には久留米絞が使われています。洗練された美しさと職人技の暖かみを感じる空間を演出!
地域の食材を使ったやさしい味のランチ♪
最初にウエルカムドリンク。あまおうプレミアムスパークリングワインと季節のフルーツジュース。
![](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2021/11/2021-11-20_11-51-20_451.jpeg)
最初のアミューズは「蒸し茄子と菊のマリネ」。筑紫野市産茄子を使ったマリネです。マリネはやさしい味。
![](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2021/11/2021-11-20_11-57-51_798.jpeg)
次は野菜プレート。「きのこのトリュフォラーテ」は大木町産きのこをにんにくでソテー。「いちじくとペコリー ノ ロマーノ」は田主丸町いちじくを使っています。田主丸はフルーツの生産地で有名です。今の時期はいちじく。甘さ控えめのいちじくでした。
「かぼちゃと銀杏のフリット」は大牟田市産バターナッツかぼちゃがマッシュされ春巻きのような皮に包まれています。全体的にやさしい味ですね。
![野菜プレート](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2021/11/2021-11-20_12-08-15_673.jpeg)
次はメインの「豚肉の蓮根煮込み」。今までに食べたことないかも。うきは市産の豚肉と蓮根。ローズマリーやセージなどハーブが使ってあります。和食のような洋食のような。蓮根の食感が不思議♪
![豚肉の蓮根煮込み](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2021/11/2021-11-20_12-29-44_955.jpeg)
噂の世界初の窯で焼き上げたピザ。大牟田市産バターピーナッツかぼちゃとブロッコリーのハーフ&ハーフ。バターピーナッツかぼちゃはナッツの風味がします。ブロッコリーはニンニクのみ。個人的にはブロッコリーだけで少しさびしい感じ。チーズかベーコンがあってもいいかな♪
![ピザ](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2021/11/2021-11-20_12-56-11_700.jpeg)
最後はデザート「さつまいものヴィーガンケーキ」。筑前産のさつまいもを潰してケーキにしたもの。甘くないスイートポテトみたい。
![さつまいものヴィーガンケーキ](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2021/11/2021-11-20_13-26-15_505.jpeg)
ハーブティーは3種類の中から選べます。煎茶とペパーミント、ほうじ茶とレモングラス、和紅茶とカモミール。今回ほうじ茶とレモングラスを選びました。レモングラスの香りがほんのりしてとても爽やかです。デザートと合います!
![ほうじ茶とレモングラス](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2021/11/2021-11-20_13-24-55_878.jpeg)
車窓の景色を楽しんだり、入挟したり楽しい体験
途中車掌さんが入挟用のハサミを持ってきてくれます。自分でチケットに日付を入挟します。記念になりますね。
![入挟](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2021/11/2021-11-20_12-16-07_939.jpeg)
列車から見る景色もいつもと違いますね。築後川を渡ると田園風景が広がります。
築後川 田園風景 後部運転席からの眺め
途中花畑駅で停車します。ゆっくりとしたスピードで走るので食事も楽しめました。近隣の人が手を振ってお出迎えしたりと楽しい乗車でしたよ。「ザ レイル キッチン チクゴ」は大牟田まで行きますが、今回13時43分に柳川で下車しました。
![列車](https://m7tabi.com/wp-content/uploads/2021/11/2021-11-20_13-07-47_832.jpeg)
「ザ レイル キッチン チクゴ」まとめ
約2時間の観光列車の旅。外の景色を見ながらのゆっくりしたランチ。列車内は居心地のよい大川家具など座っているだけでも楽しいですね。ランチは地域の食材を使ったやさしい味。世界初の窯で焼きあげるピザはいつも食べるピザとは一味違う味に感じられます♪