バルセロナ~アントニ・ガウディの跡をたどる


サグラダファミリア

情熱の国 スペイン
街中どこでも絵になる地中海の街 バルセロナで旅発見

スペインで唯一産業革命が起こったカタルーニャ地方
モデルニスモ(カタルーニャ版アール・ヌーボー)の中心はバルセロナ
アントニ・ガウディの作品をたどる

アントニ・ガウディ

ガウディの両親は共に銅細工職人の家系  
  銅細工職人とは銅板を加工し、鍋や釜を作る職人
バロセロナで建築を学ぶ。
大富豪エウセビオ・グエルがガウディの才能を認め支援

後半生はサグラダ・ファミリアの建設に全精力を注ぐ。
ミサに向かう途中転倒、路面電車に轢かれ亡くなる。

彼の建築の特徴
 ・生物的な建築 植物・動物・怪物・人間などをリアルに表現
 ・逆さ吊り方式
 ・設計図より模型を重視

ガウディの作品  
  サグラダ・ファミリア  
  グエル公園  
  グエル邸 カサ・バトリョ カサ・ミサ など

サグラダ・ファミリア

アントニ・ガウディが生涯を捧げた 未完の世界遺産
1882年着工、2026年の完成予定
  以前は完成に300年かかると言われていたが、
  IT技術の発達により、完成まで後7年
  完成した姿も是非見たい!

模型とスケッチをベースに現場の職人とともに建設
設計図面はほとんど残されていない。
正式には聖家族贖罪教会
 (贖罪教会とは信者の喜捨により建設する教会)

生誕の門の彫刻

キリストの生誕から初めて説教を行うまでを彫刻で表現した門  
 エジプトへの逃避行、受胎告知、キリスト生誕 など  
朝日に照らされる設計  
糸杉が永遠の命、ハトが信者を表す  
ガウディの生存中に完成

受難の門

キリストの受難を表した門  
  イエスの最後の晩餐、キリストの磔刑、キリストの昇天など  
直線的で無機質な技法  
中央にはイエスの石像

教会の中

建物の中に入ると森の中にいるような錯覚  
神秘的な空間
先が枝別れする樹木のような柱で支える 放射線状のアーチ
天井は殉教のシンボルであるシュロの葉をイメージ
主祭壇には50個のランプに囲まれたキリスト
ステンドグラスからの温かい光 赤、緑、青

9:00~18:00(11月から2月)
オーディオガイド&タワーへの入場付き
 32ユーロ(約3,900円)
インターネットで事前チケット購入をおすすめ 

グエル公園

グエル伯爵がガウディと共に庭園住宅として建設
現在は世界遺産公園
有料の中央公園 入口を入ると管理小屋と守衛小屋
ヘーゼルとグレーテルに出てくる「お菓子の家」がモデル
画家ダリいわく  「砂糖をまぶしたタルト菓子のよう」 

モニュメント階段は33段
壁は陶器やタイルの破片で覆われている
シンボルはドラゴン(大トカゲ) 全長2.4m
伝説の生き物であるサマランダーがモデル
サラマンダーは火に強いトカゲ
トカゲの後ろには賢者の石

階段を上がると多柱室
市場として利用予定だった
円柱の下は貯水槽 
天井には太陽や月が描かれたタイル
 ジョセップ・マリア・シュジョールの作品
階段をさらに登ると中央広場
野外劇場として造られた 
破砕タイルやガラスで装飾された波打つベンチ 全長110m
バルセロナが一望 

有料エリアを出て、 緑の自然の中を散策
ガウディの作品があちこちに

8:30~18:15 (10月30日から12月31日)
この日は、朝8時過ぎに着き、無料で入場。

グエル邸

簡素な外観だが、内部は優雅な空間。
中からは見えるが、外からは見えにくい門
手が込んでいる優雅な部屋、階段、 シックで重厚な内部
屋上にはかわいい煙突
バルセロナの街を一望できる

10:00~17:30 (11月1日から3月31日)
12ユーロ(約1,500円)
12月1日(毎月第一日曜日)に無料で入場
*無料チケットは一週間前からネットで予約可

カサ・ミサとカサ・バトリョ

カサ・バトリョ
パッセイジ・デ・グランシア通り
屋根の一部が盛り上がり、ドラゴンの背に見える
骨のような列柱から 「骨の家」「あくびの家」と呼ばれている
テーマは「海」
外壁は波立つ海をイメージ
中は吹き抜けで水色から濃い青色へのグラデュエーション
9:00~21:00   25ユーロ(約3,000円)から

カサ・ミラ
ガウディ晩年の建築物
パッセイジ・デ・グランシア通り
地中海をイメージした波打つような曲線の外観
バルコニーを飾る鉄製の飾り
曲線美が美しい
現在も入居者がいる
9:00~18:30 (11月4日から12月25日) 
22ユーロ(約2,700円) から

ユーロは約122円(2019年12月時点)で計算


カテゴリ:スペイン  海外の旅文化 

執筆者のプロフィール

執筆者:立花みゆ

最初の海外旅行はニューカレドニア
帰りの飛行機はダブルブッキング
シンガポール経由で帰る羽目に...

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