21年連続日本一の庭園!|島根の足立美術館


生の額縁

足立美術館は日本一の庭園と横山大観のコレクションで有名な美術館です。足立美術館は島根県安来市の田園風景が広がる場所にあります。足立美術館の日本庭園はアメリカの日本庭園専門誌で21年連続日本一に輝く素晴らしい庭園です。足立美術館の日本一の庭園をご紹介します。

足立美術館の特徴

  • アメリカの日本庭園専門誌で21年連続日本一に輝く日本庭園
  • ミシュラングリーンガイドジャポン3つ星
  • 5万坪(東京ドーム約3個分)の庭園
  • 横山大観の120点に及ぶ日本画を所蔵
  • 北大路魯山人をはじめ陶器のコレクション

足立美術館を建てた足立全康

足立全康氏は島根県安来市出身です。様々な職につき最後は不動産投資で財をなした実業家。横山大観展で観た「紅葉」に感銘。1970年、71歳の時に足立美術館を設立。郷里に生きた絵をプレゼントしたいとの思いだったそうです。

足立全康像
足立全康像

美しい庭園を守る神管理の日本庭園

アメリカの専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデン」の第1回から21年連続で1位を獲得。基準は庭園の質、建物との調和、利用者へのホスピタリティ。

日本庭園
手入れが行き届いた庭園

足立美術館には専門の庭師がいます。365日毎日開館前に手入れ。植え替えのため約400本の赤松が仮植場で育てられています。どの方向から見られてもいいように美しさを保っています。

足立美術館の見所

足立美術館は田園風景に囲まれた島根県安来市に突如現れます。日本一の庭園は枯山水庭、苔庭、白砂青松庭や亀鶴の滝などで構成。横山大観のコレクションや北大路魯山人の作品などを展示しています。

足立美術館
足立美術館

足立美術館入り口の左側は歓迎の庭。朝早かったにもかかわらず足立美術館の入口には列が並んでいます。入場券を求める人。ツアーは横から並ばずに入ります。

足立美術館入口
足立美術館入口

21年連続日本一に輝く日本庭園

入口から入ると素晴らしい庭が見えます。右側が枯山水庭、左側が建物です。足立美術館の庭園は建物の中から窓を通して観ます。一部外に出れます。

歓迎の庭
歓迎の庭

苔庭は杉や苔の京都風の庭園です。苔の緑と白砂の白のコントラストが美しい♪ 紅葉の時期はまた違う美しさがあります。

苔の庭
苔の庭

建物に入り一番最初に見えるのが主庭の枯山水庭です。中心に3つの立山。滝水が白砂の海へ流れるような様子を表現。背後の山を借景に庭園が広く奥行きが感じられます。ソファに座り眺めていると時を忘れてしまいます♪

枯山水庭
枯山水庭

枯山水庭が額縁に入った絵画のような「生の額絵」です。コンセプトは「庭園もまた一幅の絵画である」。移り変わる風景がまるで絵画のような美しさ♪

生の額縁
生の額絵

右奥に亀鶴の滝が見えます。高さ15メートルの人工の滝。滝は横山大観の「那智の滝」の水墨画をモチーフに造られました。

亀鶴の滝
亀鶴の滝

建物の中にある坪庭です。静けさが感じられます。

小庭
小庭

喫茶室大観横のこけおどし。趣がありますね♪

喫茶室横
喫茶室横

池庭には鯉が優雅に泳いでいます。

池庭
池庭

床の間の壁をくりぬいた「生の掛軸」。山水画がかかっているみたい。人がいるのも絵になりますね。

生の額縁
生の掛軸

こちらの生の額絵は建物のベンチに座って観れます。奥行きが感じられますね♪

生の額縁
生の額縁

通路もおしゃれです。

通路
おしゃれな通路

白砂青松庭は横山大観の「白砂青松」をイメージしたもの。白の砂と松のコントラストが印象的♪ 後ろの丘には、右に黒松、左に赤松が配置されています。

白砂青松庭
白砂青松庭

足立美術館は春夏秋冬それぞれの姿を見せます。春のつつじ、夏の新緑、秋の紅葉や冬の積雪など。何度も訪れてみたくなりますね♪

四季の足立美術館
四季の足立美術館

喫茶室や茶室で素晴らしい庭を観ながら一休み

喫茶室翠の窓からは枯山水庭が目の前に広がります。香高いコーヒーや紅茶(1,000円)を飲みながら一休みするのもいいですね。

喫茶室翠
喫茶室翠

喫茶室大観ではビーフカレー(1,500円)などお食事やケーキセットが楽しめます。

喫茶室
喫茶室大観

茶室寿楽庵(見学料・抹茶料 1,000円)もおすすめです。白砂青松庭の生の掛軸が見事です。

横山大観や北大路魯山人などの作品

本館1階を見終わり2階へ。横山大観をはじめ榊原紫峰や上村松園などの約1,500の近代画を所蔵。四季に合わせ年4回展示替えを行っています。120点所蔵横山大観の作品は120点所蔵の中から常時20点が展示。秋の展覧会では横山大観の「紅葉」が展示されていました。素晴らしい♪ 館内は撮影禁止。

横山大観特別展示室
横山大観特別展示室(パンフレットより)

2024年4月に魯山人館がオープンしました。稀代の料理人であり陶芸家である北大路魯山人。500点所蔵の中から常時120点を展示。

新館では再興第109回院展が開催。日本美術院同人の新作など90点が展示されています。大観賞に選べれた川崎麻央の「算」や京野里見の「千紫万紅」など。

カレンダー
カレンダー

本館と新館にミュージアムショップがあります。記念に図録、カレンダーや絵葉書が買えます。

足立美術館の基本情報

名称足立美術館
住所島根県安来市古川町320
休館日なし(年中無休) 
開園時間9:00~17:30(10月から3月は17:00まで)
入館料2,300円
公式HP足立美術館HP
アクセスGoogle map

足立美術館へのアクセス

足立美術館へは車かバスで行けます。ツアーで行くのもおすすめです。

車は山陰道安来ICより10分。
バス JR安来駅から無料バス(20分)がでています。定員25名。帰りは足立美術館の入口カウンターで整理券を発行。有料の路線バスもあります。時刻表及び詳細はこちら

足立美術館の所要時間

足立美術館の日本庭園→本館→新館の所要時間は平均で2時間です。喫茶室でゆっくりするなら3時間以上あるといいですね。

足立美術館まとめ

足立美術館は21年連続日本一の庭園に輝く美術館です 横山大観や北大路廬山人のコレクションは素晴らしいです。島根には出雲大社などの観光スポットがあるので足立美術館から出雲大社へ回るのもいいですね。


カテゴリ: 日本の旅文化 

執筆者のプロフィール

執筆者:立花みゆ

最初の海外旅行はニューカレドニア
帰りの飛行機はダブルブッキング
シンガポール経由で帰る羽目に...

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