沖縄の原風景を楽しもう! 赤瓦屋根の竹富島


ブーゲンビリアと家

竹富島は沖縄の石垣島からフェリーで15分の場所にあります。周囲約9kmの小さなサンゴでできた島。赤瓦の屋根、白砂の道や水牛など沖縄の原風景が楽しめます。のどかな時間が流れる竹富島で一日トリップを楽しみましょう。

竹富島とは

竹富島はサンゴからなる周囲約9kmの低島です。西表石垣国立公園に指定。島の中央には集落があります。赤瓦の民家や白砂の道の美しい町並み。人口は約360人の小さな島です。

竹富島
竹富島

竹富島の原風景が残る集落

竹富島を巡るにはレンタサイクル、巡回バスや徒歩があります。竹富島の半日モデルコースは竹富東港→集落→コンドイビーチ→星砂浜→集落。竹富東港から島の中心にある集落まで歩いて15分、自転車で5分。今回は徒歩で島の中を散策しました。

港から集落へ

「おーりとーり 竹富島へ」は石垣島の方言で「竹富島へようこそ」という意味です。ターミナルには待合所と売店。入島税(任意)を払い、地図で行き先を確認します。

港から歩いて行くと、最初に竹富島の立派な看板。赤い瓦の屋根が素敵♪

竹富島の看板
竹富島の看板

竹富島ゆがふ館の看板が見えます。竹富島の歴史、自然や伝統文化を紹介するビジターセンター。立派な建物の中に入ると地図や展示物、大型のシアターもあります。

赤い花の樹木が目立ちます。ディゴの並木道。 お花はこんな感じで咲いています。3から5月に真っ赤なお花を咲かせるディゴ。4月にはライトアップされた満開のディゴの木の下で花見を楽しむディゴまつりが開かれます。

地元の方が水牛の世話をしています。のどか~♪

水牛
水牛

集落が見えてきました。「石敢富(いしがんどう、いしかんとう)」と書かれた石は魔除けの石碑。魔物を退治してくれるお守りです。 石敢富は中国の強い武将の名前で中国発祥。沖縄や鹿児島で石敢富を見かけます。

赤瓦の屋根の民家やサンゴの石垣の集落を散策

集落に入ると赤い瓦の屋根、サンゴの石垣、白いサンゴ砂の道が印象的です。沖縄の原風景に出会えた感じ♪ 赤瓦の屋根の家やブーゲンビリア・ハイビスカスの花を眺めながら集落を歩きます。

集落
集落

集落は東、西、仲筋の3集落。伝統的建造物群保存地区に指定されています。特徴は赤瓦の方形屋根、屋根の上のシーサー、サンゴの石積み、白いサンゴ砂が敷かれた道やブーゲンビリアの花など。

ブーゲンビリアと家
美しいブーゲンビリアとシーサーと家

竹富島の民家は赤瓦の屋根、魔除けのシーサー、石灰岩の石垣(グック)、マヤカシ(ヒンプン)などで作られています。マヤカシとは門の内側に設けられた仕切り塀。外からの目隠しと魔除けのため。

珊瑚の石積みは強風から家を守るため。白いサンゴ砂の道は毎朝島の人が竹ホウキでお掃除をしています。電気がなくても夜でも道が見えるように。またハブから身を守るための白砂の道。ブーゲンビリアなど花がきれいですね♪

赤いポストが見えます。赤瓦の屋根にシーサー、珊瑚の石積みの趣のある郵便局。郵便局からハガキを出すと竹富島オリジナルの消印をおしてくれます。竹富島には銀行がありません。ATMがあるのは郵便局だけです。

郵便局
郵便局

小高い岩山にある「なごみの塔」へ

「なごみの塔」は島の中央に位置しています。1953年頃作られたと言われています。当時はメガホンで情報を伝えていたとのこと。

現在なごみの塔の上には登れませんが少し小高い所から集落が見渡せます。紅白コントラストの美しい方形屋根。強風により瓦が飛ばないよう白い漆喰が塗られています。

水牛車と出会い

集落の真ん中で水牛車と出会いました。ガイドの方が三味線を弾きながら島歌を歌っています。ガイドさんによると「ここら辺が一番交通が多い四差路です」と説明。のんびり水牛に乗り集落を回るツアーは人気です!

しばらく歩くと小学校が見えます。入り口はきれいな南国の花が咲き誇っています。授業中のようでみんながんばって勉強してね!

竹富小学校
竹富小学校

神聖な西塘御嶽

西塘御嶽(ニシトーオン)は神聖な場所です。竹富島の人々が敬愛する西塘の屋敷跡が島の守り神として御嶽になったものです。西塘は石造り建築の優れた技術者であり八重山全域を統治した人。竹富島には28か所の御嶽があります。

海底送水の水道記念碑

竹富島は山も川もありません。飲み水はどうしているのでしょうか? 昔は雨水を溜め置いたり、浅い井戸から水を確保していました。また石垣島や西表島から船で運ばれてきたことも。1976年ついに海底から水道がひかれました。水道記念碑は水の大切さを忘れないように建てられたものです。

夕陽が美しい西桟橋へ

西桟橋は夕陽がみれる人気のスポット。遠くの海や島が見渡せます。海は透き通っていて本当にきれい!

コバルトブルーのコンドイビーチへ

西桟橋から海岸を歩いてコンドイビーチへ。引き潮だと砂浜が現れますがゴツゴツしたサンゴの岩を歩いていきました。

西桟橋からコンドイ浜へ
西桟橋からコンドイ浜へ

小さな船が海岸から出発。竹富島には川がなくサンゴ礁でできているため稲作ができません。 船で西表島に行き通耕していたとのこと。こんな小さな船でしょうか? 

白い砂浜、コバルトブルーの海が美しいコンドイビーチ。波が静かです。遠浅でほとんど波がありません。

竹富島で唯一泳げるビーチ。シャワーやトイレが完備。大人しい猫がお出迎え。

星の砂が人気のカイジ浜(星砂浜)へ

コンドイビーチから海岸を歩き、カイジ浜へ。カイジ浜は星の形をした砂(星砂)が取れるビーチです。

星砂浜
星砂浜

小さな売店があります。星砂やアクセサリーが無人販売。

ブランコに乗りぼーっと海を眺めたり、星砂を探したりゆっくりした時間が流れます。遊泳禁止エリア。

ブランコ
ブランコ

カイジ浜から集落へ戻る道は人しか通れない道。蝶々がたくさんいました。知らない道をぶらぶら歩くのは楽しいですね。

道
蝶々が乱舞

アイヤル浜など他にも見所たくさん

竹富島には朝陽が見えるスポットのアイヤル浜があります。その他竹富島で一番標高が高いンブフル展望台、最南端のお寺に併設された資料館である「喜宝院蒐集館」などがあります。

そば処で八重山そばを食べたり、素敵なカフェで一休みするのもいいですね。また民宿やリゾートホテルに宿泊して満点の星空を眺めるのもおすすめです。

竹富島にはゴミ箱がありません。美しい竹富島を守るためゴミは持って帰りましょう!

竹富島への行き方はこちら

竹富島観光のまとめ

竹富島を散策すると沖縄の原風景が楽しめます。赤瓦の屋根の民家、白砂の道、いろんな顔をしたシーサーなど。集落を散策したり、コバルトブルーの美しい海を眺めたり、ゆっくりとした時間が流れます。竹富島で一日トリップを楽しみませんか?


カテゴリ: 日本の旅文化 

執筆者のプロフィール

執筆者:立花みゆ

最初の海外旅行はニューカレドニア
帰りの飛行機はダブルブッキング
シンガポール経由で帰る羽目に...

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