南国の花と言えば真っ赤なハイビスカスを思い浮かべませんか? 沖縄では一年中いろんな場所で咲いています。インドネシアではハイビスカスは靴の花と呼ばれています。昔インドでハイビスカスの花が靴磨きのワックスとして使われていたから。ハイビスカスとはどんな花でしょうか?
ハイビスカスとは
ハイビスカスはアオイ科フヨウ属の低木です。高さ2~5メートル。原種が約250種、8千以上の品種があります。原産地は不明ですがインド洋諸島、中国南部と言われています。開花は5月から10月。花の寿命は短く一日限り咲きます。
ハイビスカスは靴の花?
ハイビスカスは英語でhibiscus。ギリシャ語のhibiskos(hibisは美の神様)が由来と言われています。和名は仏桑花(ブッソウゲ)または扶桑花(フソウゲ)。桑の花に似ていることから。沖縄では赤花と呼ばれています。沖縄では死者の幸せを願って墓地にハイビスカスを植えているとのこと。
インドネシアでは靴の花(shoe flower)と呼ばれています。インドやジャワなどではハイビスカスの花を靴磨きのワックスとして使用。中国では食用の染料として使われています。
ハイビスカスの特徴的な雄しべと雌しべ
ハイビスカスは雄しべと雌しべが長く突き出ているのが特徴的。5つの柱頭の雌しべ。雌しべの周りに雄しべ。5枚の花弁が雌しべと雄しべを包んでいます。
ハイビスカスの花言葉
ハイビスカスの花言葉は「新しい恋」、「あなたを信じます」、「繊細な美しさ」、「信頼」や「勇気ある行動」です。ハイビスカスの花の色で花言葉が違います。赤、黄色、オレンジなどの花言葉を見てみましょう。
赤色のハイビスカスの花言葉は「 勇敢」、「常に新しい美」です。
黄色の花言葉は「輝き」です。
オレンジの花言葉は「繊細な美しさ」。
ピンクの花言葉は「華やかさ」です。
美肌に良いハイビスカスティー
ハイビスカスティーは疲労回復や美肌に効果があると言われています。強い酸味が特徴。ミネラルが豊富なので夏の水分補給にぴったりです。
ハイビスカスまとめ
沖縄では一年中咲いている美しいハイビスカス。真っ赤なハイビスカスは南国をイメージさせます。10月に福岡の大濠公園でハイビスカスが咲いていますよ。
カテゴリ:日本の旅文化