パブリックアートの街づくり|福岡の百道


プードル

福岡では、草間彌生やキース・ヘリングなどのパブリックアートを見かけます。パブリックアートとは、公共の空間に設置されたアート作品のことです。福岡は、彫刻のあるまちづくりをすすめてきました。

ヤフードームや福岡タワーなどがある百道・地行エリアは、人気の観光スポットです。百道・地行エリアには、モダンな建築物や素敵なアートがあります。ピンクのかわいいプードルや大きな愛の鳥など。

パブリックアートを探して散策しましょう。申明銀、ニキ・ド・サンファル、バリー・フラナガンなどによる、代表的なアート作品をご紹介します。

パブリックアートの街づくりの歴史  

パブリックアートは、日本にいつ登場したのでしょうか? 1970年代頃です。フランスの「芸術が都市をひらく」というコンセプトが、基になっています。

「仙台市彫刻のあるまちづくり」が先進事例になります。仙台市では、佐藤忠良氏の彫刻作品「緑の風」を森林公園に設置。多くの人が気軽にアートに触れるようになりました。

福岡では、1983年から彫刻のあるある街づくりが始まりました。代表的な作品が、福岡市美術館にある草間弥生の「南瓜」やキース・ヘリングのアート作品などです。街が豊かになりますね。

パブリックアートの作品|福岡の百道・地行エリア

百道・地行エリアには、申明銀、ニキ・ド・サンファル、バリー・フラナガンや清水九兵衛などのパブリックアートがあります。代表的な作品を見ていきます。

プードル| 申明銀

かわいいピンクのプードル。風船のような姿です。申明銀は韓国出身の現代アーティスト。現在は東京を拠点に活躍中です。

申明銀はペインティングや立体作品などを制作。 申明銀の作品のモチーフは、全て犬のプードルです。彼女の独特な空間と世界観を表しています。

プードル
プードル

大きな愛の鳥| ニキ・ド・サンファル

「大きな愛の鳥」は、色があざやかです。色も形も強烈ですね。鷹の姿でしょうか? エジプト神話の神ホルスとギリシャ神話のキューピットが基になっています。

大きな愛の鳥
大きな愛の鳥

ニキ・ド・サンファルは、フランスのアーティスト。アートセラピーとして絵を描き始め、アーティストになりました。

ニキ・ド・サンファルの「ナナ」シリーズが有名です。女性性を肯定した作品。女性の役割を批判した作品からの方向転換でした。そのほか、神話を基に動物や自然をテーマとした作品もあります。

ミラー・ニジンスキー| バリー・フラナガン  

かわいい野うさぎが、どこかに飛んでいこうとしている姿。バリー・フラナガンは、イギリスの彫刻家です。野ウサギのブロンズ像で有名ですね。

野うさぎの像
野うさぎの像

向波容|清水九兵衛

鮮やかな朱色と、変わった形が目立ちます。 電波と海の波を人が支えている姿を表現。 

向波容
向波容

清水九兵衛は、抽象彫刻家の第一人者です。陶芸とアルミニウの彫刻を制作。朱色の作品が特徴です。例えば、ひろしま美術館の森の中にある「道標」など。

ウォーターランド|菊竹清文

ウォーターランドは、遊び心があります。見ていると楽しくなる作品です。1989年に開催された、アジア太平洋博覧会(よかトピア)に合わせて作られました。

菊竹清文は福岡県久留米出身のアーティストです。

ウォーターランド
ウォーターランド

ノスタルジア オブ サーキュレーション|崔在銀

ノスタルジア オブ サーキュレーションは、円盤4枚の作品です。マンション2階部分の公共空地に突然出現。作品のまわりを一周してみたくなります。崔在銀はソウル生まれの女性アーティストです。

ノスタルジア オブ サーキュレーション
ノスタルジア オブ サーキュレーション

他のパブリックアート|百道エリア

百道エリアにはたくさんのパブリックアートがあります。福岡総合図書館の前にある「森の詩」。サザエさん通りにあるサザエさんの像など、探してみると楽しいですね。

パブリックの街づくりまとめ

1970年代日本の高度経済成長期に、パブリックアートが現れました。街の中心の交差点や公園などで、さまざまなアート作品を見かけます。百道・地行エリアで、素敵なパブリックアートを探しながら散策してみませんか?


カテゴリ: 日本の旅文化 

執筆者のプロフィール

執筆者:立花みゆ

最初の海外旅行はニューカレドニア
帰りの飛行機はダブルブッキング
シンガポール経由で帰る羽目に...

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