あじさいの不思議|花ではなくガクだった!


青いあじさい

雨に映えるあじさい。梅雨の時期の風物詩として、古くから愛されてきました。実はあじさい(紫陽花)は日本原産です。今では世界中で親しまれています。

よく見かけるあじさいは、青い手まり型の花です。いつもきれいな青い花だと思っていましたが、実は花ではなくガクでした!

あじさいの種類や花言葉を紹介します。併せて、ハウステンボスのあじさい祭や舞鶴公園のあじさいの開花状況をお伝えします。

あじさいの見頃&種類

あじさいの見頃は5月下旬から7月上旬です。桜と違い長い期間楽しめます。街の中を歩くと、公園や道路で美しく咲いたあじさいを見かけます。嬉しくなりますね♪

西洋アジサイ
西洋アジサイ

あじさいの種類は主に「ガクアジサイ」と「西洋アジサイ」に分かれます。ガクアジサイは日本原産のあじさいのこと。西洋アジサイはガクアジサイが西洋に輸出され、品種改良したものです。

西洋アジサイは手まりのような丸い形のあじさいです。公園や道路でよく見かけます。形も大きく華やかです♪

ガクアジサイ

花の中心につぼみのような花が集合し、外側に装飾花と呼ばれるガクがあります。まるでガクが花のようです。額縁に見えることから「ガクアジサイ」と呼ばれています。 雄しべと雌しべを持つ両性花です。

ガクアジサイ
ガクアジサイ

西洋アジサイ

日本原産のあじさいが西洋に渡り、品種改良され日本に戻ってきたもの。ハイドランジア(Hydragea 水の器という意味)と呼ばれています。手まりの形。見た目が豪華です。

あじさいの色の不思議

土によりあじさいの色が変わります。酸性が強い土地では青色に、アルカリ性が強い土地ではピンク色に。よく見かけるのは青いあじさいではありませんか? 酸性が強い土地が関係しています。

あじさいは初め、白色や薄い緑色です。しばらくすると青やピンクに色が変化します。

色がつきつつあるあじさい
色が変わりつつあるあじさい

あじさいの花言葉

あじさいの花言葉は「移り気」や「浮気」です。あじさいの色が変わることから付けられています。またあじさいの色によって花言葉が違います。青い色は辛抱強い愛情、ピンクは元気な女性、白は寛容です。

あじさいの名所

ハウステンボスのあじさい祭

アムステルダム広場
アムステルダム広場

ハスウテンボスでは毎年梅雨明け、あじさい祭があります。今年2021年は5月29日から6月27日まで。ハウステンボス美術館へ行く道、あじさいロードなどに1,250種のあじさいが咲きます。

運河沿いやアムステルダム広場にもたくさんのあじさいが...。青、白やピンクなど様々な種類のあじさいが咲きます。新登場は「ハウステンボス」と名付けられたピンクのあじさい。日本最大級!

アムステルダム広場
アムステルダム広場

舞鶴公園のあじさい

大手門近くのあじさい
潮見櫓近くのあじさい

約2,500株のあじさいが咲きます。潮見櫓近くの小道の両脇に一面に咲きます。石垣を背景にあじさいの色が映えますね。

潮見櫓近くの池では黄色い蓮が咲いています。芍薬牡丹園へ行く坂道のあじさいは淡い色です。しゃくやくやぼたんの見頃を過ぎると、あじさいが咲きます。

あじさいのまとめ

梅雨の時期は気分が下がりませんか? 梅雨の時期に咲くあじさいの花を見ると気分が明るくなります。あじさいは長い期間咲いています。梅雨の晴れ間に、または雨が小振りの時あじさいを見に出かけましょう! 癒されること間違いなしですよ。


カテゴリ: 日本の旅文化 

執筆者のプロフィール

執筆者:立花みゆ

最初の海外旅行はニューカレドニア
帰りの飛行機はダブルブッキング
シンガポール経由で帰る羽目に...

現在暮らすように旅する生活を
模索中

カテゴリー

ページの先頭へ