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旅が好きで、最初の海外旅行はニューカレドニアと決めていた。森村桂氏の「天国に近い島」を読み、あこがれの地を選んだ。でも、帰りはダブルブッキング、夏のワンピース一枚で雪の空港に降り立つ悲惨な旅..
いざ、ニューカレドニアへ
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友達の紹介で近くの良心的な小規模の旅行会社に手配。オーストラリアの東方にある日本の四国ほどの大きさ。 フランスの海外領土ニューカレドニア。人口は約28万(2016年)。 数十年前の11月末飛行機に乗り約8時間、 年間平均気温は24度と一年中過ごしやすい。
ニューカレドニアはやはり天国
首都であるヌメアの地に降り立ち、青い海を眺める。自転車で海岸沿いの道を走ると、 風がとても気持ちいい。ヨットもたくさん停泊している。 美味しい牡蠣を山盛り食べ、水族館や博物館へ。
ヌメアから船で約30分の白砂のビーチであるアメデ島や「海の宝石箱」と呼ばれるイル・デ・パン島へ。 アメデ島にはシンボル的な灯台や世界最大規模のサンゴがある。 ビーチにもサンゴの抜け殻があっちこっちに。
本当にきれいな海で、少し泳いだだけで赤・青・黄色の美しい熱帯魚。 泊まったホテルはモロッコ風な白いモダンな建物。ヤモリが歓迎!食事はフレンチとの融合。
突然のダブルブッキング通告
帰る数時間前、突然予定の飛行機では帰れないとの通告。 それも2組だけ。 理由を聞くと、ダブルブッキングのため。 ダブルブッキング? その時は何のことだかわからなかった。 飛行機のチケットがあるから飛行機に乗れるものだと思ってた。 ところが、それが違ったのだ。 チケットを2重に発行しているため、席より搭乗者の人数が多くなり乗れないということを初めて聞いた。
その代替として、一番早い時間で帰る飛行機を乗り継ぎ日本に帰ることに。 直行便で帰る予定だったのが、 夜中シンガポールに着き、朝早くシンガポールを発ち日本へ。 日本へ着くと12月の寒い雪の日。 その時、荷物が出てこない。 夏のワンピースの格好で、着る洋服もない状態。 係りの人に尋ねると、荷物だけフランスに行っている。 しかたなくその日はコートもなくタクシーに乗り家へ急ぐ。
幸いだったのは、数日後荷物が戻ってきたこと。