梅雨華やかに咲く花しょうぶ|石橋文化センター


三光錦

福岡県久留米にある石橋文化センターでは花しょうぶが優美に咲いています。5月18日から6月16日まで初夏の花まつりが開催。42品種の花しょうぶ、すいれん、あじさいやバラなど素敵なお花が楽しめます。梅雨の花をご紹介します。

気品を感じる花しょうぶ

花しょうぶは日本の花です。英語名はJapanese Iris。アヤメ科の多年草。 気品ある花姿が古くから日本人に親しまれています。

石橋文化センターで咲き誇る花しょうぶ

石橋文化センターの花と水辺のヒーリングゾーンで花しょうぶが見事に咲いています。スッと伸びた茎の先に咲くのが特徴。気品がありますね♪

花しょうぶ
花しょうぶ

花と水辺のヒーリングゾーンは憩いの場所です。ガーデンテラスには椅子とテーブルが置いてあります。楽水の池に咲く花を眺めながら一休みしませんか。

水辺
ガーデンテラス

石橋文化センターでは42品種の花しょうぶが咲いています。 真っ白と紫の花しょうぶが映えます。白い花は白牡丹。

花しょうぶ
白牡丹

綺麗な藤の色の花しょうぶ。「三光錦」です。可憐な花びらと藤色が気品があります。肥後系。

三光錦
三光錦

真っ白で可憐な花しょうぶ「連休白」です。江戸系。花びらが3枚。

連休白
連休白

「五月晴」はかわいい花しょうぶです。白に薄い桃色。池に映えます。江戸系。六英咲き。

花しょうぶ
五月晴

花しょうぶ「大御所」は鮮やかな濃ピンク。花弁がドレスの様ですね。

大御所
大御所

黄色の花が目立つ「愛知の輝き」です。

花しょうぶ
愛知の輝

一人の旗本が生み出した花菖蒲

花しょうぶの原型は山野に自生するノハナショウブです。一人の旗本である松平定朝が生涯をかけて品種改良。ノハナショウブの中から選抜、交配を繰り返し花しょうぶを生み出しました。

花の色は白、桃、紫、青や黄色など。種類は5,000種。主に江戸系、伊勢系、肥後系などに分かれています。

江戸系江戸時代に品種改良。花菖蒲の基礎。
伊勢系伊勢地方で品種改良。室内鑑賞用。大輪なもの。
肥後系肥後地方(熊本県を中心)で品種改良。室内鑑賞用。草丈が低い。
花しょうぶ
花しょうぶ

花しょうぶの花言葉

花しょうぶの花言葉は「うれしい知らせ」、「心意気」や「優雅」などです。「うれしい知らせ」は虹の神イリスが虹を渡って便りを届けることから付けられたとのこと。5月4日の誕生花です。

あやめ、カキツバタとの違い

花しょうぶは「あやめ」や「カキツバタ」に似ています。違いは下記のとおりです。

  花花の芯部の色生息地草丈
花しょうぶ黄色い目型湿地50~100cm
あやめ網目乾いた地20~50cm
カキツバタ白い目型湿地40~90cm

石橋文化センターに咲く初夏の花

石橋文化センターでは5月18日から6月16日まで初夏の花まつりが開催。ガーデンコンサートやホタル観賞も行われます。

正門を入るとフランス式庭園がお出迎え。みどりのリズム像の周りには季節のカラフルな花が咲いています。

睡蓮
睡蓮

黄色や赤の睡蓮がきれい♪ 17品種の睡蓮が咲いています。

あじさいと花しょうぶ
あじさいと花しょうぶ

あじさいと花しょうぶやあじさいとユリのハーモニーが楽しめます。

あじさいとユリ
あじさいとユリ

バラのゾーンでは赤や黄色など美しいバラが咲いています。小道を巡りながらバラの香りを楽しみましょう。春バラは5~8月、秋バラは10~12月に咲きます。

みどりのリズム像の奥にもばら園。赤、黄色やピンクなどカラフルなバラが咲いています。

石橋文化センターでは、1月下旬から3月上旬は梅、4月は桜や花ミズキ、11月は紅葉、11月から3月はつばきなど四季折々の花が楽しめます。

芸術文化の拠点である石橋文化センター

石橋文化センターは1956年に株式会社ブリヂストンの創業者である石橋正二郎が久留米に寄贈したもの。久留米市美術館、音楽ホールや図書館などがあります。

ペリカン噴水の奥は久留米市美術館。1956年に開館した石橋美術館を引き継いでいます。

回遊式の日本庭園の周りを散策できます。初夏の新緑や滝の水の音が心地いいですね。

坂本繁二郎旧アトリエ
坂本繁二郎旧アトリエ

久留米出身の画家坂本繁二郎の旧アトリエです。隣はツバキ園。2010年国際ツバキ会議において「国際優秀つばき園」に認定。11月から3月に咲きます。

石橋文化会館
石橋文化会館

市民に利用される発表会や講演会が行われる石橋文化会館です。石橋文化センターにはコンサートが開催される石橋文化ホール、久留米市立図書館、石橋正二郎記念館などがあります。

梅雨に咲く花々のまとめ

梅雨の時期、石橋文化センターでは花しょうぶ、あじさい、ユリやばらなどが咲いています。雨の合い間に美しい花を眺めに石橋文化センターに行きませんか?


カテゴリ: 日本の旅文化 

執筆者のプロフィール

執筆者:立花みゆ

最初の海外旅行はニューカレドニア
帰りの飛行機はダブルブッキング
シンガポール経由で帰る羽目に...

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