ドイツには古城ホテルがたくさんあります。「一度は貴族が住んでいたお城に泊まりたい」という希望をかなえるため。世界遺産のライン川中上流地域にある人気の古城ホテルを訪ねました。シェーンブルク古城ホテルの様子をお伝えします。
目次
シェーンブルク古城ホテル
ホテルの正式名はブルクホテル アウフ シェーンブルク(Burghotel auf Schonburg)です。1000年以上の歴史があります。リピーターが多く予約がなかなか取れない人気の古城ホテルです。
シェーンブルク古城ホテルは世界遺産のライン川中上流地域、オーバーヴェーゼルにあります。オーバーヴェーゼルは18の塔とワインの町として有名。シェーンブルク古城ホテルはライン川を見下ろす丘に立っています。
シェーンブルク城の歴史
レ・ミゼラブルの作者である文豪ヴィクトル・ユーゴが最も美しい廃墟と絶賛したシェーンブルク城跡。シェーンブルクは美しい城という意味です。
10世紀 | ザクセン家の皇帝が城を築く。 |
12世紀 | 家臣がシェーンブルク家として城を増強。 |
14世紀 | シェーンブルク家の最盛期 |
17世紀 | プファルツ継承戦争で城が撃破され廃墟に |
20世紀 | 再建後古城ホテルとして営業 |
シェーンブルクの門を抜けると別世界
車を降りた場所からゆっくり坂道を歩いてホテルの入口へ。入口を入ると中世時代にタイムスリップような別世界。
石造りの重厚な門をくぐります。門をくぐる度に違う世界が待っているみたい。ふと振り返ると美しい景色が見えます。
門の向こうにはかわいい建物が見えます。心がウキウキする瞬間。 石畳を踏みしめながら歩きます。ホテルの入口までもう少し。
シェーンブルク古城ホテルの部屋
シェーンブルク古城ホテルには27部屋があります。それぞれの部屋はアンティーク家具、装飾やレイアウトが全て違います。ライン川が見れる部屋、美しい中庭が見える部屋、四柱式ベッドがある部屋など。
今回宿泊したのは「リーベンシュタインケメネートNo18」のお部屋です。2階のライン川の景色が見えるお部屋。
絵画やアンティーク家具にうっとり。電話一つとっても素敵! 窓側のテーブルにはシェリー酒が置いてあります。外の素晴らしい景色を眺めながら、シェリー酒でくつろいでいると夢見心地気分に!
シェーンブルク古城ホテルを散策
古城ホテル内は迷路のよう。迷子になってしまいそうです。本棚が置いてある部屋に入ります。立派な本がたくさん!
アンティーク家具やたくさんの絵画がある待ち合わせルーム。夕食の時間までゆっくり座って過ごします。
ホテルの建物から出るとテラスがあります。かわいいテーブブルと椅子が置いてあります。
シェーンブルク古城ホテルのレストラン
ディナーは日替わりコース。前菜・スープ・メインとデザートの4品。美味しいディナーと地元の白ワインが合います。レストランには3組のみ。特にドレスコードはありません。素敵なディナーに乾杯!
まるで中世のような素敵なレストラン。朝食はビュッフェスタイル。朝からシャンパンが付く優雅な朝食。
気候が良い日はテラスでもお食事ができます。素敵な空間ですね!
シェーンブルク古城ホテルの予約
公式HPはこちら
お部屋は自分で選ぶことができます。今回はBooking.comで予約しました。11月末のローシーズンだったので随分安く予約できました。
シェーンブルク古城ホテルへの行き方
フランクフルトから特急(ICE)で約1時間15分、ケルン中央駅に到着。ケルン中央駅からレギオナルエクスプレス(RB)でオーバーヴェーゼル駅で下車。シェーンブルク古城ホテルまでは急な坂道。駅にはタクシーは停まっていません。ホテルにタクシーをお願いすることをおすすめします。
ケルンの街を散策
フランクフルト空港からICEでケルンに到着。朝早かったのでケルンの街を散策することに。最初にケルン大聖堂へ。ケルン中央駅の目の前がケルン大聖堂です。高さ157mの荘厳な大聖堂に圧倒されます。
ケルン大聖堂はゴシック建築の最高峰と言われています。約600年を費やして完成した大聖堂には東方三博士の聖遺物が納められています。東方三博士とはイエス・キリストの誕生を祝福した占星術師のこと。
精緻な彫刻が素晴らしい! 大聖堂の中に入り、高さ43mの円天井や美しいステンドグラスを見上げます。息がとまりそうな素晴らしさ!
11月末に訪問したのでケルン大聖堂の前ではクリスマスマーケットが開かれていました。早速温かいホットワインを一杯。11月末のドイツは寒い!
シェーンブルク古城ホテルまとめ
一度は泊まってみたかった古城ホテル。超人気のシェーンブルク古城ホテルに泊まりました。11月末の寒い時期、中世時代にタイムスリップしたような別世界の気分を味わえました。皆さんも古城ホテルに泊まってみてください。お姫様気分になれますよ。