
中村記念美術館から小さな滝がある美術の小径を抜けると緑のオアシス本多の森へ着きます。本多の森には国立工芸館、いしかわ赤レンガミュージアムなどがあります。隠れた小径を散策しながら国立工芸館へ行きましょう。
工芸が盛んな金沢にある国立工芸館
中村記念美術館から右の緑の小径を通って鈴木大拙館へ。左の歴史の小径を行くと石川県立美術館へ。石段を上り美術の小径を行くと国立工芸館へ着きます。

閑静な美術の小径
階段を上り美術の小径に入ります。

兼六園からの辰巳用水が小さい滝のように流れています。流れる水の音を聴きながら石段を上ります。涼しいですね。秋は紅葉が楽しめます。

見事な洋風建築の国立工芸館
美術の小径を進むと国立工芸館が見えてきます。国立工芸館は工芸とデザイン作品の美術館です。日本で唯一の専門美術館。1977年東京の北の丸公園に開館。2020年に金沢市に移転されました。

国立工芸館では移転開館5周年を記念して「花と暮らす展」が開催。花をテーマに花器などの工芸品が展示されています。

漆の神様と呼ばれる人間国宝の松田権六氏のアトリエが再現されています。松田権六は加賀蒔絵の伝統を踏まえた蒔絵の第一者。

松田権六作の松桜文蒔絵棗。螺鈿の桜の美しさがきわだちます。薄水色の四角の模様がアクセントに♪

牡丹木地蒔絵手箱は高野松山作です。黒と白の華麗な牡丹の花が二輪。黒や白と金との絶妙な調和は素晴らしい♪

十三代今泉今右衛門作の色鍋島藩墨石竹文鉢。5月に咲く石竹の花が描かれています。薄墨の地と淡いピンクのコントラストが上品で美しい♪

布目象嵌露草文銀四分一接合水指は鹿島一谷作の作品です。草村の虫の様子を描いたかわいい水指。秋草とコオロギ、カマキリなどが見えます。

藤田喬平作の飾筥夜桜です。日本の伝統的美意識をガラスで表現したもの。藤田喬平はガラス界の先駆者と言われています。華やか♪

花影はガラス作家である石井康治の作品です。四季をテーマに花器、茶道具やランプなどの作品があります。華麗な花器♪

NHK朝ドラ「らんまん」で親しまれた牧野富太郎の植物画や原色少年食物図鑑などが展示されています。

国立工芸館の詳細情報
| 名称 | 国立工芸博物館 |
| 住所 | 石川県金沢市出羽町3-2 |
| 開館時間 | 9:30~17:30 |
| 休館日 | 月曜日 |
| 公式HP | 国立工芸博物館HP |
| アクセス | Google map |
緑のオアシス 芸術の森
国立工芸館前に広がる緑のオアシスは本多の森です。本多の森は美術館や博物館などがあり芸術の森とも呼ばれています。石川県立歴史博物館と加賀本多博物館の「いしかわ赤レンガミュージアム」、石川県立美術館、石川県立能楽堂など。

石川県立歴史博物館は石川の古代から近代までの歴史や伝統工芸を展示しています。石川県立歴史博物館の赤レンガの建物3棟は、かつて陸軍兵器庫、戦後金沢美術工芸大学として使われていたものです。

辰巳用水石管を利用したモニュメントがあります。辰巳用水は加賀藩の三代藩主である前田利常が板屋兵四郎に命じて造らせたものです。当時の優れた土木技術を知れます♪

歴史の小径を進むと石川県立美術館があります。国宝の色絵雉香炉、古九谷焼や前田家ゆかりの名品が展示されています。

石川県立能楽堂は1972年全国初の公立能楽堂として開館。加賀藩の歴代藩主が愛した能楽が学べます。

美術の小径から国立工芸館へ まとめ
美術の小径は芸術の森へと続く散策路です。流れ落ちる小さな滝の音を聴きながら進む癒しのスポットです。金沢の中心街の閑静な小径を散策しながら博物館・美術館巡りをしましょう。
